「日高牧場めぐり2009・夏」の後半は、ターファイトクラブの募集馬見学ツアーに合流した。
毎月の飼い葉代がボクシングのボディーブローのようにじんわりと効いてくるから、むやみに思いつきで馬を買わないでおこうと固く心に誓いつつ、そして「買わないからね」と相方にもつぶやきつつ、ツアーバス2号車に乗り込んだ。
10:55千歳を出発。明るくて感じのよいバスガイド嬢やターフで関西担当I女史の挨拶などあり、バスは12:15に昼食休憩の「グランオーベルジュホッカイ」へ。
ここはビュッフェスタイルの洋食だが、ツアーの会員やスタッフ入れて55名ほどが一列に並んで料理を皿に取るスタイルはやめてくれないかな。時間がかかりすぎる。
15:00荻伏共同育成牧場(ここは初めて)
15:45谷川牧場(山道を通り「浦河ダム」を初めて見た)
16:10BTCにて育成馬見学(ここまで寸分も遅れず予定通りこなしてきたのはこのクラブ的には快挙だ)
で、ここまでは「この馬が欲しい」という衝動はなかった。
が、しかーし。
なんと2歳募集馬のなかで「こんないい身体をしている馬はいない」という馬がいたのだ。「雄大な馬格とはこういう馬のことを言うのだよ一馬くん」と言いたい馬に出会ってしまったのだ。
背が高く首も長いのでなんだか水生首長竜のようなマイスター14
雄大な馬格ってこういう馬のことを言う
マンハッタンカフェ/スギノアマゾネスの青鹿毛(牝2)。
しかし残念ながらすでに満口だとか。「でたらすぐ売れてしまった」という相方の一言を聞けば、欲しいぞという気持は一気に膨れ上がってしまうのだ。しかし満口ならここはあきらめるしかない。
16:45チェスナットファーム(ここも初めて)
17:30浦河優駿ビレッジAERU(いつもの宿)
19:00懇親パーティー
懇親パーティーは言うまでもなく、生産牧場の方に直接話を聞ける絶好のチャンス。マンハッタンカフェ/スギノアマゾネスの生産者、ハッピーネモファームの根本さんにご挨拶した。
一丁目があまりにもこの馬を褒めるものだから、根本さんも気を良くして一口だけご自分の持ち分から譲ってくれることになった。うーん言ってみるもんだ。
それから実はもう1頭買ってしまった。いやこれは正確に言うと相方半口一丁目半口2人で1口という馬なのだけれど、しかしそれは翌日の話。
満口なのに一口譲ってもらうという思わぬ幸運(?)の一夜が明けて、ツアー2日目は朝から募集馬の展示会。
宿泊したAERUのすぐ近くにあるふだんは少年サッカー場となっている広大なグランドに馬も人も集合。
1頭づつ順番に解説を聞きながら募集馬を見ていく個体展示と10m置きくらいに全馬が並ぶ比較展示の2通りの見せ方が行われて、マイスターと呼ばれる2008年産1歳馬20頭が勢ぞろい。
個体展示。広いグランドが気持いい(photo by aikata)
注目のディープインパクト産駒をはじめ、バランスオブゲーム産駒、アルカセット産駒、マーベラスサンデー産駒、シンボリクリスエス産駒、FirstSamurai産駒の持込馬とけっこうなラインアップだが、相方も一丁目もすっかり気に入ってしまったのが、マイスター14のFirstSamurai産駒の持込馬。今年からTFCに馬を提供することになった三石川上牧場(あのカワカミプリンセスの牧場ですね)の生産馬なのだ。
なかなか気の強そうなところもある仔(photo by aikata)
父/ファーストサムライ 母/ウイズアフェクション どちらも初めて聞く名前だが、ラストサムライに由来するであろうファーストサムライという男馬の名前も気に入った。上山浩司社長に言わせると「この馬にドバイまで連れて行ってもらうつもり」だとか。来年の早めにダートでまず1勝して軌道に乗せるという作戦。自信ありげな口ぶりが頼もしい。パスポートは10年で取ってあるし、いつでもドバイに行く用意は出来ているぞ。
期待のメイプルステージも馬運車から会場へ
出発前に展示会のスケジュールを見て、長時間で退屈するのではないかと思ったが、あの馬この馬と見て歩いているうちにあっという間に時間は経ってしまい、一行は再びAERUに戻った。
昼食はいつものジンギスカン鍋で(千歳で食べた「さっぽろジンギスカン」のラム肉にははるかに及ばないが)しっかり栄養補給。その後吉澤ステーブルにちょっとだけ寄り、馬との名残を惜しみつつ一路千歳空港に戻ったのであった。(とりあえずここまで)
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